2011年3月23日水曜日

苦い菜の花の漬物をどうにかしてみた

先日、会社のお客さんから差し入れをいただきました。
菜の花(葉っぱばっかりだが)と、菜の花の漬物です。しかもけっこうな量。
部署の全員(5人)で分けて持って帰ったのですが。

漬物が ま ず い 。

家族にも「なんかおいしくないね……」と不評。ぼんやりとした苦味とアクのような渋みがあり、このままでは食べれたものではない(よそってハシをつけたぶんは頑張って食べたけど)。残りは刻んでタッパにぎっしり詰まってる……どうしたものか。
次の日出勤すると、上司曰く「あの漬物まずかったなー!うちは全部捨てたよ」。
でもそれはさすがにもったいない。自分はささやかな逆境ならわりと好きなので、対策を考えてみることにしました。

まず「菜の花 苦味 抜く」とか検索してみる。
だがこれは、そもそも菜の花を漬ける前に行う工程のようだ。
なんか茹でたりとかしなきゃいけなかったらしい。しかも冷めてから水で締めるとかどんだけ。ちなみにもらった菜の花の漬物には、茹でた形跡などなかった。そりゃ苦くもなるってことか。

じゃあ逆転の発想。苦味を抜くのを諦めてみよう。

苦い春野菜といえば、ふきのとう。この苦い菜の花の漬物で、ふきのとう味噌を作ってみたらどうだろう。
早速ふきのとう味噌の作り方を検索して、帰ってやってみた。


1.まず苦い菜の花の漬物を細かく切る。
すでにある程度細かくしちゃってるので、ここからさらに細かくすることなんて料理初心者の自分にはできない。仕方ないので、小分けにしてブレる(マジックブレットにかける)
※ふきのとうの場合は、刻んだ直後からどんどん苦くなるので、この工程は炒める直前に素早くやらなきゃいけないらしい。

2.菜の花と同量くらいの味噌を目分量でとる。そこにみりんを目分量で加える(だいたい味噌の半分よりちょい大目くらい)。みりんで味噌をよく溶いておく。

3.1をごま油で炒める。

4.3に2を加えて、混ぜ合わせながらちょっと温めればできあがり。


大成功でした!!


家族からも「苦味が美味しい」「香ばしい」とめっちゃ好評。ごはんにつけたり、ふかしたカブにつけたり、焼きナスに塗ったり、使い方の幅も広い。ナイス菜の花味噌。

初めての創作料理ってやつでしたが、うまくいってよかった。
美味しいって言ってもらえたし、食材も無駄にしないですんだし。
これっていわゆる成功体験っていうやつなんだろうか。

多分、こうやって料理にハマっていくんだな。

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